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発酵の様子
只今醸造場内ではたくさんのワインが発酵していて、
馥郁とした香りが漂っています。
その発酵タンクを覗いて見ましょう!
まずはシャルドネです。
盛んに発酵しており、炭酸ガスがどんどん湧きだしてきます。
じっと見ていると目が回りそうなほどです。
続いてナイヤガラです。
一面真っ白でよく分かりませんが、表面が細かな泡で覆われています。
発酵が終盤になってきていて、湧き出すほどの炭酸ガスは出ていません。
メルロ ロゼです。
こちらはもう発酵はほぼ終わり。泡も少ししか出ていません。
次に赤ワイン、メルロです。
表面をぶどうの皮が覆っています。
発生した炭酸ガスで表面に押し上げられ、蓋のようになっています
(果帽と言います)。
山葡萄です。
発酵がほぼ終了し、炭酸ガスが少ないので皮が沈んできています。
そろそろ搾らなければなりません。
発酵の進み具合や、ワインの種類、また温度によってもいろいろな
表情があります。毎日見ていてもあきることはありません。
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メルロ仕込み
今回はメルロ
の仕込みをご紹介します。
先日のシャルドネ(白ワイン)とメルロ(赤ワイン)では
仕込みの工程が少し異なります。
契約農家の努力の結晶です。
美味しいワインへと昇華させるのが私たちワイナリーの務めです。
コンベアにて枝や葉などの異物がないかチェックしながら、
除梗破砕機へ注意深く投入します。
除梗破砕機全体像
梗を除く工程は白ワインと同じです。
梗を取り除くことで過剰な渋み、苦味がワインに移るのを防ぎます。
取り除かれた梗
除梗破砕されたメルロをポンプにて発酵タンクへと送ります。
白ワインの場合は圧搾(つぶしてジュースにする事)してから発酵タンクへと送り発酵開始ですが、
赤ワインは果皮や果肉、種が混在したまま発酵タンクへと送ります。
果皮や種と一緒に発酵させることで色や渋みがワインに与えられます。
白ワインは搾ってから発酵、赤ワインは発酵してから搾るのが
異なる点になります。
通常は発酵タンクへと送られた時点で酵母を添加し、発酵開始ですが、
当ワイナリーでは「セニエ」という作業を更に行います。
発酵タンクへ送られたら、ただちに果汁の一部をポンプで引き抜きます。
果汁を一部取り出すことで、残された果汁に対する果皮(すなわち色素量)
の割合が増し、より色と味わいが深いワインになります。
引き抜かれた果汁
はこのまま別に発酵させて、ロゼワインとなります。
このあと純粋培養酵母を加え、発酵開始です。
アルコールの生成とともに果皮や種からポリフェノールが抽出され、
赤ワインへと変化して行きます。
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シャルドネ仕込みの様子
自社農園で収穫されたシャルドネはただちに
搾られました。その様子をご紹介します。
農園すぐ隣のワイナリーへと運ばれたブドウはコンベアに乗せられ
除梗破砕機へと投入されます。
梗が取り除かれ、
(取り除かれた梗)
皮と果肉がほぐされたブドウが除梗破砕機より出てきます。
これをポンプにて圧搾機へと送ります。
圧搾機内部へと送られたブドウ。
通常は投入完了後すぐに搾るのですが、今回は一定時間そのままにして
(スキンコンタクト)味わいを果皮より引き出す事を行いました。
その際、果汁の酸化を防ぐためドライアイス
を入れます。
炭酸ガスがブドウの表面を覆い、酸化から守ってくれます。
味わい深い果汁を期待しつつ、圧搾を行い、
出てきた果汁はタンクへとためられます。
ここで採れた果汁の量を確定し、さらにフレンチオークの新樽へと
送られます。そして酵母を加えようやく発酵開始です!
通常ステンレスや琺瑯タンクで発酵を行い、その後樽に入れるのですが
上品で奥行きのある味わいを目指し、初めから樽で発酵させます(樽発酵)。
どんなワインが出来上がるでしょうか?
発酵終了後樽熟成を経て、結果は1年後です!
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収穫しました!
10月3日秋晴れの下、ついに自社農園のシャルドネを収穫しました。
ここ数日雨が続き、病気や裂果が心配されましたが大きな被害もなく
無事収穫を迎えることができました。
運搬機にコンテナを載せ、一気に収穫をすすめます。
今日は社長自らぶどうを摘み取ります!
一房ごとに、病果がないか丁寧にチェックします。
一粒でも病果が見つかったら抜き取ります。
美味しいワインを造るため、丁寧かつスピーディーに収穫を進めます。
そんな中、赤とんぼがコンテナの縁で一休み!
収穫されたシャルドネはワイナリーへと運ばれ、
その日のうちにしぼりました。
次回、その様子をご紹介いたします。
ぶどうがなくなり、ちょっとさみしげな木々。
甘ーいぶどう、ありがとう!そしてお疲れ様。